ユネスコの無形文化遺産である和食は、世界中に広く認知され、ブームも広がっています。 和食への信頼感から、魚の生食文化が無い国でも、寿司は大人気です。
和食では食材の旬で季節を表すことから、自ずと野菜、魚が基本食材として使われるようになりました。 また、日本は海に囲まれた島国であるため、新鮮な魚介類が手に入る事も和食文化に影響しています。 しかし、現代では肉食文化も定着しており、一時期は和食離れが危惧されました。 いつの間にか、昔は高級であった西洋料理が身近になり、その反面、和食は高級な料理となってしまいました。
そのことから、ちょっと贅沢な食事をしようという時には、和食、特に海鮮料理を選ぶ人が増えました。 家庭の食卓では減ってしまった魚も、高級料理であった寿司が、回転寿司という形態で気軽に食べられるようになってからは、外食の定番となっています。
魚の小骨を取るのが苦手、魚を捌けない、調理には絶妙な火加減が必要、などかつては母親が当たり前のようにやって、両親から教えられていたことも出来ない人が多くなった現代ですが、ヘルシーで体にも良い魚を使った和食はより多く食べたいですね。